台風10号はなぜ逆走した後に停滞して北上するという進路になったのか

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夏から秋の季節にかけて多い台風ですが、例年のように今年もまた台風による被害が全国で出ていますね。特に今年は台風9号、台風10号、台風11号と立て続けに3つの台風が同時に発生して日本列島を通るルートで通過していきました(台風10号はこれからですが……)。

この中で特に特異な進路をとって進んでいるのが台風10号です。この台風は八丈島付近で発生したのちに沖縄に向かって、そしてそこから北上し日本列島に上陸するといった進路で今後進み日本に被害を及ぼすことが予想されています。

そもそもこの台風、一体なぜこんな変な進路で進んでいるのか気になりますよね。こんな台風はかなり珍しいです。

 

kensuke
ということで今回は、台風10号が逆走した後に停滞して北上するという進路になった理由について考察していきます。

 

台風10号はなぜ逆走したのか

普段日本付近で発生する台風は、日本列島の近くになると南西から東北方向に向かって進むような進路をとるものが多いですよね。しかし、今回発生した台風10号は八丈島付近で発生したのちに沖縄に向かって進んでいきました。

進路的には完全に東北方向から南西方向に向かっているので、これは通常の台風の進路とは真逆になります。これだけでも台風10号がかなり特異な性質の台風ということがわかりますよね。

 

 

台風10号が逆走した理由は高気圧の壁

通常台風は日本列島の周辺にある高気圧を避けて通るように進路をとる傾向があるのですが、今回の台風10号の場合には、日本列島の西側に高気圧が存在しているために、台風が通常通るべき進路の部分がふさがれてしまって台風が行き場を失ってしまっているからなんです。

 

kensuke
通常の進路が塞がれているために、行き場を失った台風がさまよって進んでいった方向が南西の方向ということですね!

 

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台風10号が停滞した理由

進路を失った台風10号は沖縄付近にたどり着くと今度はその周辺で停滞し始めました。そしてそのまま数日間にわたって存在しています。本来であれば台風は数日の期間で消滅してしまうものなので、このように、

 

    • 1週間以上にわたって存在していること
    • 同じような場所に長時間滞在していること

 

はかなり珍しい現象であると言えます。

 

 

日本列島の西側に存在する高気圧の影響

このような現象が起こった原因のひとつは、先ほども出てきた日本列島の西側に存在する高気圧の影響です

先ほども説明したように、この日本海側にある高気圧と太平洋側にある高気圧の2つの高気圧が日本列島を挟むようにして存在しているために、台風10号は通過するためのルートが塞がれてしまっているんです……

 

 

台風10号の周辺に流れている風が弱い

それから、もうひとつの原因は、台風10号の周辺に流れている風が弱いということです。

台風は少なからず風の影響を受けて進行し、ときには風の流れに乗って勢いよく進みます。ただ、今回の場合には台風10号の周辺を流れる風も弱いために、台風の進行が緩やかでそのまま停滞する原因になってしまっているのです。

 

台風10号が停滞した理由

  • 日本列島の西側に存在する高気圧の影響
  • 台風10号の周辺に流れている風が弱い

 

kensuke
このような2つの理由から、台風10号は長期間にわたって存在して停滞しているんですね。

 

 

 

台風が温度の高い海上で停滞すると勢力が増す

台風の勢力のエネルギー源は海上の水分です。特に暖かい海域では海水が蒸発しやすく、そうした海水が台風のエサとなりやすいので、こうした地域で台風が停滞したり、通過していく間に台風は勢力を強めていくんです。

このように、暖かい海域を通過していくうちに台風はどんどんと勢力を増していくんですね。

 

kensuke
ちなみに「非常に強い」は台風の強さを表す階級3段階中真ん中である2番目です。

 

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停滞していた台風が北上し始めるのはなぜ

高気圧の間に隙間ができて台風の進路ができる

数日間沖縄周辺で停滞していた台風10号は、台風の進路を塞いでいた2つの高気圧の間に隙間ができて進行ルートができたために、ゆっくりとですが日本列島に向かって動き始めました。

そのまま西側に進んで抜けてくれればよかったのですが、そうもいかずに日本列島に向かってくるみたいですね。

 

kensuke
台風が勢力を増してちょうどいいタイミングで高気圧の間に隙間ができてしまいました。台風の勢力を強くしておいてから道を作るなんてタイミング的には最悪ですね……

 

 

 

今回の台風が上陸するとおよそ半世紀ぶりの出来事になる

日本の夏から秋にかけての季節には台風の上陸が多い気がしますが、意外にも8月に上陸した台風は3つ以下のことが多かったんです。今年の8月はすでに3つの台風が上陸しているので、今回の台風10号が8月中に日本列島に上陸するとなると、なんと54年ぶり、およそ半世紀ぶりの出来事なんですよ!

 

kensuke
今年は台風が多い年ということがいえそうですね……

 

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あとがき

今回の台風10号は発生してから南西に進み、沖縄付近で数日間停滞してから北上し出すという非常に珍しい進路をとって進行しています。南の海域の暖かい海水をエネルギーにして勢力を増して日本列島に近づいてくるとはかなり厄介な存在ですよね。

今回の台風10号が逆走した後に停滞して北上するという進路になった理由は、

 

台風10号が逆走した後に停滞して北上するという進路になった理由

  • 日本列島の西側に存在する高気圧の影響
  • 台風10号の周辺に流れている風の強さ

 

といった主にこの2つの要因が影響しているということです。

今後発生する台風もこのように気圧や風の状況次第では同様な進路をとる場合もあるかもしれませんが、今回の事例はかなり稀な事例であるということですね。

 

kensuke
とにかく台風のときには無理をしないように気をつけて行動しましょう!

 

 

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