福岡博多駅前の道路陥没の原因は?負傷者や被害状況・施工会社も

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2016年11月8日に福岡県の博多駅前で発生した大規模な道路陥没事故、陥没は最大で幅およそ27m、長さおよそ30m、深さおよそ15mまでにも達していて、現地の状況ではかなりの被害状況が伺えます。

今回の道路陥没事故の原因については「地下鉄工事」の影響と言われていますが、実際に原因はどういったものだったのでしょうか?

 

今回は福岡博多駅前の道路陥没の原因や負傷者、被害状況・工事の施工会社などについてまとめていきます!

 

道路が陥没した原因は?

道路の陥没の原因は福岡市交通局が担当していた「市営地下鉄の延伸工事」とされています。陥没事故発生当時は工事が進められていて、事故発生当時には地下のトンネル掘削中にトンネルの上部から土砂や水の流入があったとのことです。

施工作業自体は掘削作業を進めながら、土砂が崩れて来ないようにコンクリートで固めるといった形で作業が進められていま下が、途中でコンクリートで固める作業が間に合わなくなったと報告されています。

コンクリートでの硬化が間に合わなくなった部分が周囲の土圧に耐えられなくなったこと、また現地の地盤は地下水を多く含んだ軟弱地盤出会ったことも影響して、水分も流れ込み、一気に崩れ落ちてしまったんですね……

 

陥没の1時間前から現場で異変があった

事故発生までの流れについてですが、トンネルの上部拡幅工事中の8日の午前4時25分頃にトンネルの上部から土砂などが落下してくることが、現地で作業していた作業員によって確認されました。ただ、その時にはコンクリートで固める作業を行いながら作業を続行したと報告されています。

その後午前5時頃コンクリートで固める作業が追いつかなくなって、トンネルの上部から水が流入してくるのが確認されたので、作業員を一時避難させて周辺の道路の通行止め作業にあたっています(5時10分頃現場周辺の道路を全面通行止めがされました。)。

周辺の道路の全面通行止めが完了した午前5時15分頃に土砂や水が流入していたトンネルの上にある道路が2箇所に渡って陥没をし始めて、そのまま2つの穴が繋がってひとつの大きな穴になって一気に崩れ落ちました。

 

現場は地下水位が高い地形

道路の陥没のあった主な原因としては「市営地下鉄の延伸工事」とされていますが、他にも現地の地盤の影響もあるのではないかと言われています。

陥没のあった現場の周辺は「沖積低地」と呼ばれる埋立地にあたり、地下にはかなりの量の地下水が含まれていると予想されているんですね。そのために地下水位も高く、現地の地盤は軟弱地盤であったために、少しでも隙間などがあれば土砂が流れて来やすいような状況にありました。

そうした現地の地形状況と今回の工事の作業が不幸にも悪い方向に合わさってしまい、今回のような大きな道路陥没事故につながってしまったんですね。

 

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道路が陥没した現場はどこ?

道路が陥没した現場は博多駅の西側300mほど行った場所で、博多駅前二丁目交差点付近です。駅前ということもあり、両側で合わせて5車線の道路でかなり広めの歩道も両側に設置されています。

 

 

 

道路陥没による負傷者や被害状況・交通規制について

道路の陥没のあった現地周辺では福岡市から8日9時45分頃に博多駅前2〜3丁目の住民に対して避難勧告が出されていて、避難所としては区内にある公民館が開放されています。

 

負傷者について

負傷者については陥没事故発生当時に、現場近くの停電したビル内にいた70代の女性の方が階段を踏み外したことによる軽いケガのみとの報告があります。

 

負傷者がほとんどでなかった理由は?

現地の状況を見るとかなりの大規模な道路陥没の事故だったのに、これほどまでに負傷者がいないのは驚きですよね。今回の事故で負傷者がほとんど出なかった理由としては、

     

    • 発生時刻が早朝であったので、地上の道路常にはほとんど歩行者や自動車がいなかった
    • 作業員が現地での異変にすぐに気づいて避難し、道路周辺がすぐに封鎖された

といったことが主なものとしてあげられます。

事故が起こってしまったことは大変残念ではありますが、事故によって命を落とした人もいないですし、ケガをされた方も1人だけで軽傷であったことを考えると、それだけでも不幸中の幸いだったのではないでしょうか。

 

インフラなどへの被害状況・影響

道路が陥没したことによって現地の地下に埋設されていた上下水道、電気、ガス、NTT関係のインフラへの影響はかなり大きなものが出ました。

報告されているものでは、現地周辺や福岡空港の国際線ターミナルなどで一時最大800戸が停電の被害に遭い、JR博多駅の新幹線改札口やホームの一部の商業施設などでも停電が発生しています。さらに、都市ガスでも一部でガスの供給を停止し、NTTでも固定電話やインターネット回線、水道の供給にも一部影響が出ていますね。

その他では、福岡銀行の福岡県内全ての店舗や窓口でも入出金や振込の手続きができなくなってしまって、一部のATMも使えなくなってしまうといったことも発生しているんです。

 

陥没事故発生当時の交通規制

陥没事故発生当時はかなり広い範囲で交通規制がされていました。歩行者や自転車ですら通行ができなかったとのことなので、周辺の企業や店舗などにはそうした面でも2次被害が出てしまっていますね。

 

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道路の復旧はいつ?

道路の復旧については陥没の事故発生後、速やかに復旧作業が開始されていて、福岡市が10日に会見を開いて「週明けの月曜日(14日)にも通行可能な状態にする」との発表がされています。

また、

  • 事故が発生した現場周辺の3つのビルに出されている避難勧告についても、安全確認をした上で14日に解除する予定であること
  • ライフラインについては電話回線を12日、水道やガスの供給を13日を目処に仮復旧させる予定であること

も同時に発表されています。

現場の状況はかなりひどかったように思えますが、とても早い復旧予定で驚きました。

 

 

実は以前にも陥没していた

実は今回陥没した道路の周辺でも過去に陥没事故が起こっていて、16年前の2000年と2年前の2014年に起こっています。

2000年の陥没事故は2000年6月20日に発生していて、今回の陥没現場近くの道路が陥没しています。場所は福岡市中央区薬院3丁目で、当時は幅5m、長さ10m、深さ4mの被害状況でした。

そして、2年前の2014年の事故は10月27日午後5時頃に発生していて、博多警察署入口交差点付近(今回の現場から400mほど)で幅4m、長さ5m、深さ4mの陥没がありました。事故当時は夕方の時間帯だったので、こちらの陥没事故ではかなりの渋滞が発生しています。

こちらの事故でも陥没の原因は「土砂が流れ込んだこと」「地盤改良が不十分であったこと」とされているので、やはり今回と同様に軟弱な地盤が事故に影響していたのだと考えられますね。

幸いにも、当時のどたらの陥没事故でもケガ人は出ていません。

 

 

今回の工事の施工会社

今回の事故の原因とされている工事は「福岡市地下鉄七隈線博多駅(仮称)工区建設工事」というもので、大成建設・佐藤工業・森本組・三軌建設・西光建設の5社でのJVが112億9800万円で落札して請け負っています。

大成建設さんは日本を代表するスーパーゼネコン5社の一角で、最近話題になっている豊洲の新市場の水産卸売場棟のメイン施設の施工と土壌汚染対策工事も担当していました。話題の絶えない建設業界ですが、一流ゼネコンの技術力を発揮して、なんとか盛り返していって欲しいですね。

 

 

あとがき

今回の建設工事による道路の陥没事故は現地の状況としてはかなり大きなものでしたが、幸いにも命を落とした人がいなかったのは良かったことですね。九州では熊本でも大きな地震もあり、復旧作業が急がれていますが、福岡でもまたこうした状況になってしまい建設業界は様々な作業に追われてしまいそうですね。

現場の早急な復旧も願いたいですが、何より今後の被害が拡大しないように復旧時の事故だけは起こさないように、十分に注意して作業が進んで行くように祈っております。

 

 

 

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